レーシック>レーシック手術前
レーシック手術前には、まずクリニックで詳しい検査と、問診、カウンセリングが必要になります。その結果によっては、 残念ながらレーシック手術ができない方もいます。
レーシック 手術前の検査
レーシックの手術前は必ず専用の機器で、眼の検査をして手術が可能かどうかの判断をします。
検査時間は約50〜60分程度で、次のような検査内容になっています。
角膜の形や厚みの検査
この手術前検査は、レーシック手術ができるかどうかの、一番大切なポイントになります。 主に角膜の曲率(どのような曲線の形状になっているのか)と、 角膜の厚みを測定します。
視力の検査
一般的な視力だけでなく、近視や乱視の度数を測定します。また、色の明暗をどのくらい識別できるかの、 コントラスト視力と呼ばれる検査もします。
角膜の細胞検査
角膜の細胞が、正常であるかどうかチェックします。
その他
黒目部分の大きさ・眼圧・眼底検査を行い、レーシック手術に支障がないかを検査します。
レーシック 手術前の問診・カウンセリング
専用の機器で検査が終了すると、その結果を元にして、問診とカウンセリングが行なわれます。
まず、検査結果の内容が詳しく説明され、現在の眼の状態を知ることができます。 また、医師が直接、眼を診察する問診によって、眼の状態や病気がないかを、外見上からチェックします。
この問診と手術前の検査結果によって、レーシック手術が可能であるかどうかが、判断されます。 手術が可能であれば、レーシック手術の不安点や、疑問点を解消するためにカウンセリング が行なわれます。
その後、最終的にレーシック手術することを決めると、
・手術前の注意点
・手術の具体的な流れや内容
・手術後の注意点
など、かなり詳細な説明がされます。
もちろん、検査当日に、レーシック手術をするかどうか決める必要はなく、 少し時間をかけても、かまいません。
クリニックの評判や手術の技術的レベル、あるいはアフターケアがしっかりしているかどうか、チェックしてからでも遅くはありません。
一番良いのはレーシックの手術前に、体験者から直接話を聞いてみることですね。
レーシック手術ができない方
近視や乱視を治すために、レーシック手術を受けたいと希望しても、実は全ての方が手術を受けられるとは、限らないのです。
クリニックでは、手術前の検査や問診によって、手術の可否を判断しますが、次のような方はレーシック手術が、 できないケースが多くなっています。
ケース1.
現在、授乳中あるいは、妊娠中の方は、手術できません。これは、レーシックで使用する薬品で、 赤ちゃんに悪影響がでる可能性があるからです。
ケース2.
18才未満の方は、筋肉や骨格だけでなく、眼も成長段階にあるため、18才以上になるまでは、 手術はできません。
ケース3.
レーシック手術前の検査結果によって、手術に適さないと判断された場合。例えば角膜の厚みがとても薄いために、近視や乱視が手術前より、 改善されないと予想される場合などです。(角膜の厚みは、人によって個人差があります。)
ケース4.
緑内障、白内障、円錐角膜などの眼の病気や、糖尿病を かかえている方は、手術できない場合が多くなっています。
ケース5.
近視や乱視が特に強い方で、レーシック手術前よりも視力の向上が、期待できないとき。
ケース6.
その他、手術前の検査や問診によって、眼への悪影響が予想されるときも、手術できないケースがあります。
*まず事前に検査して、医師とよく相談してみることが大切です。
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