◆レーシック用語集
ボーマン膜
ボーマン膜は、角膜上皮層と角膜実質層 の間にある、厚さ0.01ミリほどの大変薄い膜で、コラーゲン繊維で作られています。
再生能力はないので、一度、ボーマン膜が傷ついたり取り除かれた場合は、一生涯そのままの状態になります。また、痛みを感じる部分でもありません。

ボーマン膜の役割は、角膜上皮層をささえ、角膜の形を保つといわれていますが、最近の研究では、 それほどの役割はしていないという、報告もあります。
実際、ボーマン膜を完全に取り除いた場合でも、角膜が変形したり視力が低下した、 というトラブルはないようです。
例えば、ラセック(LASEK)、PRK、 エピレーシックでは、エキシマレーザーの照射で、ボーマン膜が取り除かれますが、視力に支障が出たという報告はありません。
ボーマン膜は、19世紀にウィリアム・ボーマンが発見したので、この名前がつきました。
なお、レーシック、イントラレーシック、 ウェーブフロントレーシックでは、
角膜上皮層+ボーマン膜+角膜実質層の一部で、フラップを作るので、手術後もボーマン膜は、角膜に残ります。
◇レーシック ・フラップとは ・上皮フラップとは ・角膜厚測定とは ・角膜形状解析とは ・エキシマレーザーとは ・イントラレーザーとは ・マイクロケラトームとは ・エピケラトームとは ・アイトラッカーとは ・ウェーブフロントアナライザーとは |
◇眼の構造 ・虹彩とは ・房水とは ・水晶体とは ・毛様体とは ・硝子体とは ・網膜とは ・脈絡膜とは ・強膜とは ・黄班とは ・角膜上皮層とは ・ボーマン膜とは ・角膜実質層とは ・デスメ膜とは ・角膜内皮層とは |
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