◆レーシック用語集
緑内障
緑内障とは、眼圧が高くなり眼球が硬くなる病気で、別名「あおそこひ」とも呼ばれています。
「房水」と呼ばれる液体が、眼の中を循環して、この房水によって養分や酸素が配られ、 老廃物を排出しています。ちょうど身体の中の血液と、同じ働きをしています。(眼球には血液が通っていないため、 房水がその代わりをします。)
房水は眼にある毛様体で作られ、角膜の後ろにある前房にでてきて、 最後は隅角まで流れた後で、排出されるしくみになっています。これによって、眼圧を 一定に保つ役割もしています。
つまり、常に眼の中を循環して、眼の状態を安定させ、新陳代謝を行なっているのです。

ところが、緑内障になり房水の循環がうまくいかなくなると、眼圧が高くなり眼球が固くなってしまいます。
この結果、網膜にある一番デリケートな視神経が、 眼圧に耐えられなくなって死んでしまうのです。人間の神経は一度死んでしまうと、再生はできませんので、 緑内障になった場合は、早急な治療が必要です。
ちょっと専門的になりますが、緑内障には次の5つがあります。
開放隅角緑内障
隅角にある房水の出口が、だんだんつまって、眼圧が高くなります。病状は徐々に進行するため、自覚症状はほとんどありません。 特に中高年の方に多いようです。
閉塞隅角緑内障
隅角自体が狭くなり、房水の流れが悪くなります。この緑内障には、急性型と慢性型があり、 急性型は突然視力が低下して、眼が充血したり頭痛、吐き気や嘔吐を伴い、最悪の場合は1〜2日で失明するときもあります。
正常眼圧緑内障
眼圧が正常なのに、症状が起るときもあります。本来は眼圧が高いときに緑内障になるのですが、 今のところはっきりした原因は、わかっていません。
続発緑内障
主に、他の眼の病気が原因で起る緑内障です。眼の炎症や網膜剥離、角膜の病気、眼のケガの他、 ホルモン剤などが原因になることがあります。
先天緑内障
先天的に、房水の循環に支障があるときに、起こる緑内障です。
緑内障は、すぐに視神経が死んでしまう恐ろしい病気ですから、
・眼に痛みがあり、吐き気、頭痛がある
・突然、視界が狭くなる
・眼が非常に疲れやすくなり、眼の前がかすんで見える
などの症状が起ったときは、手遅れにならないうちにクリニックで、診察してもらいましょう。
◇レーシック ・フラップとは ・上皮フラップとは ・角膜厚測定とは ・角膜形状解析とは ・エキシマレーザーとは ・イントラレーザーとは ・マイクロケラトームとは ・エピケラトームとは ・アイトラッカーとは ・ウェーブフロントアナライザーとは |
◇眼の構造 ・虹彩とは ・房水とは ・水晶体とは ・毛様体とは ・硝子体とは ・網膜とは ・脈絡膜とは ・強膜とは ・黄班とは ・角膜上皮層とは ・ボーマン膜とは ・角膜実質層とは ・デスメ膜とは ・角膜内皮層とは |
|
◇眼の異常 ・近視とは ・乱視とは ・遠視とは ・老眼(老視)とは ・弱視とは |
||
◇眼の病気 ・ドライアイとは ・飛蚊症とは ・円錐角膜とは ・白内障とは ・緑内障とは ・網膜剥離とは |
◇その他 ・視力とは ・円柱レンズとは ・眼圧とは ・屈折度数とは |
→ HOME