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レーシック用語集

緑内障

緑内障とは、眼圧が高くなり眼球が硬くなる病気で、別名「あおそこひ」とも呼ばれています。

房水」と呼ばれる液体が、眼の中を循環して、この房水によって養分や酸素が配られ、 老廃物を排出しています。ちょうど身体の中の血液と、同じ働きをしています。(眼球には血液が通っていないため、 房水がその代わりをします。)

房水は眼にある毛様体で作られ、角膜の後ろにある前房にでてきて、 最後は隅角まで流れた後で、排出されるしくみになっています。これによって、眼圧を 一定に保つ役割もしています。

つまり、常に眼の中を循環して、眼の状態を安定させ、新陳代謝を行なっているのです。

レーシック用語・緑内障、毛様体、前房、隅角

ところが、緑内障になり房水の循環がうまくいかなくなると、眼圧が高くなり眼球が固くなってしまいます。

この結果、網膜にある一番デリケートな視神経が、 眼圧に耐えられなくなって死んでしまうのです。人間の神経は一度死んでしまうと、再生はできませんので、 緑内障になった場合は、早急な治療が必要です。

ちょっと専門的になりますが、緑内障には次の5つがあります。

開放隅角緑内障

隅角にある房水の出口が、だんだんつまって、眼圧が高くなります。病状は徐々に進行するため、自覚症状はほとんどありません。 特に中高年の方に多いようです。

閉塞隅角緑内障

隅角自体が狭くなり、房水の流れが悪くなります。この緑内障には、急性型と慢性型があり、 急性型は突然視力が低下して、眼が充血したり頭痛、吐き気や嘔吐を伴い、最悪の場合は1〜2日で失明するときもあります。

正常眼圧緑内障

眼圧が正常なのに、症状が起るときもあります。本来は眼圧が高いときに緑内障になるのですが、 今のところはっきりした原因は、わかっていません。

続発緑内障

主に、他の眼の病気が原因で起る緑内障です。眼の炎症や網膜剥離、角膜の病気、眼のケガの他、 ホルモン剤などが原因になることがあります。

先天緑内障

先天的に、房水の循環に支障があるときに、起こる緑内障です。

緑内障は、すぐに視神経が死んでしまう恐ろしい病気ですから、
 ・眼に痛みがあり、吐き気、頭痛がある
 ・突然、視界が狭くなる
 ・眼が非常に疲れやすくなり、眼の前がかすんで見える
などの症状が起ったときは、手遅れにならないうちにクリニックで、診察してもらいましょう。




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