◆レーシック用語集
円錐角膜
円錐角膜とは、眼の角膜の中心部分が、 円錐状に突き出して変形してしまうことをいいます。
この変形によって、近視や乱視、不正乱視が起り、症状が悪化すると角膜の移植手術が必要ですが、 手術すれば失明することはないようです。
どうして、円錐角膜になるのかは、今のところはっきりした原因は、わかっていません。
遺伝性の病気であるとか、性別によって発病する人数が大きく違うため、ホルモンが関係しているなど、 いくつかの説がありますが、これといった決定的な原因は、究明されていません。(日本では3:1で、圧倒的に男性が多い)
円錐角膜は、ほとんどの場合10才後半〜20才前半に発病し、30才前後で進行が止まるのが普通ですが、 人によってはそれ以降も、進行する場合があります。
発病の初期段階では、物の見え方に違和感を感じたり、明るさに過敏に反応するようになり、クリニックで検査して初めて、 円錐角膜であることが、わかるケースもあります。
治療法は、点眼薬や内服薬での効果はなく、ハードコンタクトレンズによる矯正が行なわれています。 だいたい裸眼視力0.02ぐらいまでは、ハードコンタクトレンズでも、視力は回復します。
ただし、円錐角膜の状態には個人差があるため、その人に合ったコンタクトを作るのは、なかなか難しいようです。
そして、ハードコンタクトで対応できなくなると、角膜移植手術が必要になってきます。
この円錐角膜になると、角膜が前に突き出すので、角膜が薄くなります。 このため、レーシックなどの視力矯正手術は、残念ながら受けられません。
◇レーシック ・フラップとは ・上皮フラップとは ・角膜厚測定とは ・角膜形状解析とは ・エキシマレーザーとは ・イントラレーザーとは ・マイクロケラトームとは ・エピケラトームとは ・アイトラッカーとは ・ウェーブフロントアナライザーとは |
◇眼の構造 ・虹彩とは ・房水とは ・水晶体とは ・毛様体とは ・硝子体とは ・網膜とは ・脈絡膜とは ・強膜とは ・黄班とは ・角膜上皮層とは ・ボーマン膜とは ・角膜実質層とは ・デスメ膜とは ・角膜内皮層とは |
|
◇眼の異常 ・近視とは ・乱視とは ・遠視とは ・老眼(老視)とは ・弱視とは |
||
◇眼の病気 ・ドライアイとは ・飛蚊症とは ・円錐角膜とは ・白内障とは ・緑内障とは ・網膜剥離とは |
◇その他 ・視力とは ・円柱レンズとは ・眼圧とは ・屈折度数とは |
→ HOME