◆レーシック用語集
上皮フラップ
上皮フラップとは、エピ(EPI)レーシックや、 ラセック(LASEK)手術の初期段階で作る、円形状のふた のことをいいます。
上皮フラップは、患者さんの角膜の一番外側の層だけを切ったもので、 完全に角膜から切り離さず、その一部を角膜につなげたままにして、めくります。そのめくった跡に、エキシマレーザーを照射して、視力を向上させます。
角膜は、単に1枚の膜だけではなく、次のような5つの層からできています。 ・角膜上皮層
・ボーマン膜
・角膜実質層
・デスメ膜
・角膜内皮層
上皮フラップは、この角膜上皮層だけで作られたフラップなので、この名称がついています。
それに対して、レーシック、ウェーブフロントレーシック、イントラレーシックは、
角膜上皮層+ボーマン膜+角膜実質層の一部で作られるので、単にフラップという名称になっています。
角膜上皮層は、その厚みが約0.05ミリで再生能力があり、たとえ手術しても、1〜2週間ほどで、新しい角膜上皮層と完全に入れ替わります。
そのため、手術で上皮フラップを用いる、エピ(EPI)レーシックやラセック(LASEK)は、 激しい運動をするスポーツ選手や、格闘家の方に向いた手術といえます。ただ、この2つの手術では、術後少し痛みが残るのが、欠点といえます。
なお、エピ(EPI)レーシックでは、エピケラトームで上皮フラップを作り、 ラセック(LASEK)では、アルコールで上皮フラップを作ります。
◇レーシック ・フラップとは ・上皮フラップとは ・角膜厚測定とは ・角膜形状解析とは ・エキシマレーザーとは ・イントラレーザーとは ・マイクロケラトームとは ・エピケラトームとは ・アイトラッカーとは ・ウェーブフロントアナライザーとは |
◇眼の構造 ・虹彩とは ・房水とは ・水晶体とは ・毛様体とは ・硝子体とは ・網膜とは ・脈絡膜とは ・強膜とは ・黄班とは ・角膜上皮層とは ・ボーマン膜とは ・角膜実質層とは ・デスメ膜とは ・角膜内皮層とは |
|
◇眼の異常 ・近視とは ・乱視とは ・遠視とは ・老眼(老視)とは ・弱視とは |
||
◇眼の病気 ・ドライアイとは ・飛蚊症とは ・円錐角膜とは ・白内障とは ・緑内障とは ・網膜剥離とは |
◇その他 ・視力とは ・円柱レンズとは ・眼圧とは ・屈折度数とは |
→ HOME