◆レーシック用語集
マイクロケラトーム
マクロケラトームとは、レーシックやウェーブフロントレーシック で使用される、超小型の金属メスで、フラップを作るために使用されます。
このフラップの出来が、レーシックにおいては重要なポイントになります。
マイクロケラトームは、眼球を固定させる部分と、フラップを作る金属ブレード(メス) の部分でできています。
フラップを作る前に、まず眼球が動かないように、しっかり固定しますが、このとき、 眼球をマイクロケラトームで吸着するため、網膜に負担がかかる、欠点があります。 (麻酔によって、痛みはありません。)
角膜を切り開いてフラップを作る金属ブレードは、ダイヤモンドやサファイア、ステンレスなどが使われ、 一眼ごとに使い捨てになっています。
以前は、使用するごとに消毒、殺菌されていましたが、使い捨てになったことで、感染症を心配することがなくなりました。
ただ、金属ブレードを往復させて、フラップを作るので、角膜に細かいスジがつくため、 術後に軽度の合併症が起るケースが、多くなっています。
また、医師が手動でマイクロケラトームを操作するため、医師の技量とマイクロケラトームの精度が、 フラップの出来ぐあいを、大きく左右することになります。
熟練の医師が、高精度のマイクロケラトームを使用して手術した場合は、視力がきちんと向上し、術後の経過もよく、 視力が手術前に戻ってしまう「視力の戻り」も、ほとんどありません。
最近、レーシックが盛んになったため、マイクロケラトームもそれに合わせて進歩しています。
以前、フラップの厚みは0.15ミリ程度でしたが、最近では0.11ミリとなり、 最新の機器では0.09ミリも可能になっています。
これは、イントラレーシックと同じくらいの精度で、その分、視力矯正できる範囲が広がったといえます。
また、日本人の眼の大きさや形状に、カスタマイズしたパーツも開発され、より手術の安全性と成功率が、高くなっています。
◇レーシック ・フラップとは ・上皮フラップとは ・角膜厚測定とは ・角膜形状解析とは ・エキシマレーザーとは ・イントラレーザーとは ・マイクロケラトームとは ・エピケラトームとは ・アイトラッカーとは ・ウェーブフロントアナライザーとは |
◇眼の構造 ・虹彩とは ・房水とは ・水晶体とは ・毛様体とは ・硝子体とは ・網膜とは ・脈絡膜とは ・強膜とは ・黄班とは ・角膜上皮層とは ・ボーマン膜とは ・角膜実質層とは ・デスメ膜とは ・角膜内皮層とは |
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