◆レーシック用語集
角膜実質層
角膜実質層とは、角膜の厚みの90%ほどをしめる層で、厚みは約0.4〜0.5ミリ程度です。
主成分はコラーゲン繊維とたんぱく質で、外から入ってきた光を屈折させる重要な役割をしています。
しかし、再生能力はほとんどありませんので、ここを損傷した場合は、視力に大きな影響があります。
レーシック手術が可能かどうかは、角膜の厚みが必要だといわれますが、実はこの角膜実質層の厚みが、 大きなポイントになります。

レーシックでは、この角膜実質層をエキシマレーザーで矯正(削る)して、 視力を向上させる手術なので、角膜実質層に厚みがあると、それだけ矯正できる余裕が大きくなります。
その逆に、厚みが薄い場合は、わずかの矯正しかできないため、結果的に手術しても、視力の向上につながらないのです。
ですから、角膜実質層の薄い方や強度の近視の方は、手術を断られるケースが多くなります。
特にレーシック、イントラレーシック、 ウェーブフロントレーシックでは、
角膜上皮層+ボーマン膜+角膜実質層の一部を切って、フラップを作るため、手術がむずかしくなります。
ただし、ラセック(LASEK)、PRK、 エピレーシックであれば、角膜の薄い方や強度の近視の方も、手術が可能になります。
◇レーシック ・フラップとは ・上皮フラップとは ・角膜厚測定とは ・角膜形状解析とは ・エキシマレーザーとは ・イントラレーザーとは ・マイクロケラトームとは ・エピケラトームとは ・アイトラッカーとは ・ウェーブフロントアナライザーとは |
◇眼の構造 ・虹彩とは ・房水とは ・水晶体とは ・毛様体とは ・硝子体とは ・網膜とは ・脈絡膜とは ・強膜とは ・黄班とは ・角膜上皮層とは ・ボーマン膜とは ・角膜実質層とは ・デスメ膜とは ・角膜内皮層とは |
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